平野含翠堂史料(ひらのがんすいどうしりょう)
清文堂史料叢書第4刊
梅溪 昇・脇田 修編
平野含翠堂は、享保2年、大阪南郊の自治都市平野郷に誕生し、明治5年学制公布により廃止されるまで、約1世紀半の歴史をもつ郷学である。大坂町人の学問所懐徳堂に比べ従来知られるところが少なかったが、在郷町における商人地主層の文化的所産として、歴史的価値は高い。本書は、含翠堂の創設者土橋友直の家に伝来され、現在大阪大学文学部所蔵の含翠堂文庫より主要な史料を選び翻刻して、含翠堂の活動を明らかにしたものである。
ISBN4-7924-0092-9 (1973.6) 品  切