紀伊東牟婁郡誌 全2冊
東牟婁郡は、日本全域に信仰圏を持つ熊野三山の所在地として各時代を通じ日本各地との文化交流が続けられてきた。多くの史書や古典文学作品にも登場し、古代・中世の日本文化史に大きな位置を占めている。「紀伊東牟婁郡誌」は大正6 年に刊行され、その後一度再刊したものの、現在その入手は極めて困難であり、各分野より再度の刊行が望まれていた。重要な史料的価値をもつ本書は、古代・中世史研究者に欠かすことのできない文献である。
ISBN4-7924-0331-6 A5 判 上製本 1776頁 揃本体24,000円